こんにちは、投資経験25年のサラリーマン投資家&FP2級技能士、みつぞうです。
前回、年金にかかる所得税と住民税を試算しました。
年金収入が年300万円のモデルケースでは、年間の所得税/住民税の合計は、約11万3千円でしたね。
さて、定年退職後の社会保険についてはどうでしょうか。
(令和3年度横浜市国民健康保険料を反映 2021年6月20日)
退職後の健康保険ってどうなるの?
という疑問を感じる人は多いと思います。
健康保険や介護保険などの社会保険料がいくらかかるか、年金収入から引かれる額がわからないと不安ですよね?
この記事を読むと、
- 年金生活の健康保険は何がある?
- 年金生活の社会保険料はいくらかかる?
という疑問が解決します。
簡潔に見やすく書いていますので、忙しい方でもお気軽にご覧ください。
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年金生活で入れる健康保険は何がある?
勤め先を定年退職したあと、加入できる健康保険には、次のものがあります。
医療費の自己負担割合(法定分)は共通で、69歳以下が3割、70歳以上が2割(現役並所得者は3割)です。
健康保険は、退職した会社の健康保険組合や住所地の自治体によって、制度や保険料が異なります。
受けられるサービスと加入条件、保険料を比較して、そのときどきの年齢や条件に応じた保険制度を検討しましょう。
なお、75歳になると、全員共通の後期高齢者医療制度に加入することになります。
まずは、勤め先の健保組合や住所地の自治体の制度を、よく確認しましょう!
年金生活に必要な社会保険料
健康保険について、保険料の面から見てみましょう。
モデル世帯のケースで計算してみます。
なお、保険料は加入する健康保険組合や自治体の制度によって、異なりますので、ご参考程度にご覧ください。
保険制度 | 保険料(参考) | 備考 |
---|---|---|
任意継続 健康保険 | 健康保険料: ¥410,000 × 88 / 1000 = ¥36,080 介護保険料: ¥410,000 × 17.3 / 1000 = ¥7,093 合計(月額): ¥36,080 + ¥7,093 = ¥43,173 合計(年額): ¥43,173 × 12 = ¥518,076 | ・全加入者の平均標準報酬 月額(410千円)から算出 ・被扶養者がいても追加負担は不要 |
特例退職 被保険者 | 健康保険料: ¥280,000 × 88 / 1000 = ¥24,640 介護保険料: ¥280,000 × 17.3 / 1000 = ¥4,844 合計(月額): ¥24,640 + ¥4,844 = ¥29,484 合計(年額): ¥29,484 × 12 = ¥353,808 | ・全加入者の平均標準報酬月額の 1/2(280千円)から算出 ・被扶養者がいても追加負担は不要 |
国民健康 保険(横浜 市の例) | 年金収入300万円のとき ¥25,700(月額)、¥308,390(年額) 年金収入400万円のとき ¥33,355(月額)、¥400,260(年額) 年金収入500万円のとき ¥41,930(月額)、¥503,160(年額) | 令和4年度保険料の料率等について(横浜市) |
家族の 健康保険の 被扶養者 | 追加の保険料負担は無し | − |
後期高齢者 医療保険 | 世帯主の保険料(年額):¥172,270 家族の保険料(国民健康保険/年額):¥59,570 合計(月額): ¥14,355 + ¥4,964 = ¥19,320 合計(年額): ¥172,270 + ¥59,570 = ¥231,840 | 神奈川県 後期高齢者医療広域連合 保険料試算シート(令和3年度分) |
加入する制度によって保険料はかなり違うみたいね。
年齢や条件によって加入できる制度が違うし、収入によって保険料が変わるみたいだね。
ライフマネジメント表を作って、将来の年金収入と支出を試算しておくのが重要です。それがあれば、何歳になったらどの健康保険制度に入れて、保険料はいくらぐらいかかるかを予測できますよ!
ライフマネジメント表を作成するときは、「家計診断BOOK」がおすすめです。
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まとめ
いかがでしたか?
定年退職後の年金生活で加入できる健康保険の種類と、必要な保険料の試算を行いました。
加入できる健康保険は、退職前の勤め先の健康保険組合や住所地の自治体によって、制度や保険料が異なります。
一度、勤め先や自治体に確認してみることを強くオススメします。
本日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
次の記事も老後の生活費や社会保険について役立つので、参考にしてみてください。
#生活費 #医療費 #健康保険 #社会保険料 #後期高齢者医療制度
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