こんにちは、投資経験25年のサラリーマン投資家&FP2級技能士、みつぞうです。
子どもを養育されている方は、教育資金をどのように準備していますか?
学資保険を利用している方もいると思いますが、私は学資保険を使わない派です。
それについては次の記事で紹介していますので、よかったらご覧ください。
ところで、最近、20〜30代の若い世代の間に、NISAやつみたてNISAを利用した投資が拡がっているそうですが、「ジュニアNISA」を知っていますか?
19歳以下の子どもの保護者が、子どもの教育資金を準備するために用意された制度です。
NISAや積み立てNISAは聞いたことあるけど、ジュニアNISAは聞いたことないわ。。。
そうですね、 NISAなどに比べるとジュニアNISAはあまり知られていないかもしれません。制度自体も2023年で廃止になりますしね。
ええっ、もうすぐ廃止になるのなら、今から始めるメリットありますか?
それがね、廃止が決まったことで、かえって使い勝手が良くなったんですよ。
詳しくは、このあと説明しますね。
この記事は、子どもの教育資金をどうしようか悩んでいる方に贈ります。
この記事を読むと、
- ジュニアNISAって何? どんなしくみ?
- ジュニアNISAで投資するってどんな感じ?
という疑問が解決します。
簡潔に見やすく書いていますので、忙しい方でもお気軽にご覧ください。
※この記事はアフィリエイト広告を利用しています。
ジュニアNISAって何?
先生、 ジュニアNISAって何ですか?
はい。では説明しますね。
ジュニアNISA(「ジュニアニーサ」と読みます)には次のような特徴があります。
ジュニアNISAの特徴
- 日本に住む0歳〜19歳の人(未成年)が利用可能。運用管理は両親または祖父母
- 投資した商品(株式や投資信託など)の売買益や配当金、分配金が非課税になる
- 株式や投資信託、リートなどに投資が可能
- 年間80万円を投資でき、5年間の非課税期間がある
- 投資可能期間は2023年まで(2023年末で廃止が決定)
- 18歳までは払い出しができない
- 2024年の制度廃止以降の扱い
- 制度期間内に20歳になると本人のNISA口座に移管できる(NISA口座は自動的に開設)
- 5年の非課税期間を終了した商品は継続管理勘定に移され、非課税で運用可能(20歳まで)。
- 継続管理勘定では売却は可能。新規買い付けは不可。
- 18歳未満でも非課税のまま払い出し可能(ジュニアNISA口座を廃止して全額払い出し)
株式にも投資できますが、はじめは投資信託を毎月小額から積み立てるのが良いと思います。
年間の上限額(80万円)まで目一杯使う場合は、毎月6万円積み立てかつ、追加で年間8万円投資できます。
値動きのある商品でも、毎月一定額を購入することで、購入単価を平均化することができます(「ドルコスト平均法」といいます)。
2023年で制度がなくなっちゃうのは残念な気がするけど、子どもが20歳になるまで運用益が非課税で、中学や高校の入学費用などにも使えるのは、うれしいわね。
しかも、20歳からは自動的に本人の NISAに切り替わるのもいいね。
購入した投資信託などをそのまま継続して運用できるね。
そうですね。皮肉なことですが、廃止が決まったことで、制度の利便性が高まりました。
【公開】ジュニアNISAで投資信託を積み立てた約3年間の運用成績
参考までに、約3年にわたって ジュニアNISA口座で投資信託を積み立てたので、その運用成績をご紹介したいと思います。
- 積み立て期間: 2018年1月〜2020年11月
- つみたて金額: 6万円/月
- 購入商品:
- ニッセイ外国株式インデックス
- 楽天・全米株式インデックス
- ニッセイ外国債券インデックス
- iシェアーズ ハイイールド債券インデックス
- iシェアーズ ゴールドインデックス
- iFree新興国債券インデックス
- ニッセイ新興国株式インデックス(途中解約)
- EXE-i 新興国株式ファンド(途中解約)
- ニッセイJPX日経400インデックス(途中解約)
上にあげたような商品を合計6万円、毎月積み立てています。
2020年11月までの運用成績については、下のグラフをご覧ください。
青色の棒グラフが投資額で、赤い折れ線が評価額です。
2019年10月と2020年1月に、運用商品の一部をたまたま解約していたため、3月のコロナショックで投資信託の基準価格が下がったときに、たくさん買い増しできました。
そのため、3月は一時的に含み損になりましたが、その後の株価上昇によって、現在は30万円以上の含み益があり、3年間の損益率は約17%になりました。
約3年間の運用ですが、コロナショックのような暴落時にうまく買い増しができたため、現時点ではとても良い成績と言えると思います。
黄色の折れ線グラフは、米国のS&P500指数を表していますが、今年の3月や10月などS&P500が下げた局面でも、積み立てを行ったため、平均単価を下げられ、11月の上昇局面でより大きな利益となったと考えられます。
まとめ
- ジュニアNISA口座は、売買益や配当、分配金が非課税
- 年間80万円、5年間の非課税期間がある
- 投資信託のほか、株式やリートなどにも投資できる
- 2024年以降は、20歳まで非課税で運用でき、20歳になったらNISAに切り替わる
- 2024年以降は、18歳未満でも非課税で払い出し可能(ジュニアNISA口座廃止により全額払い出し)
いかがでしたか?
今回は、 ジュニアNISAについてご紹介しました。
基本部分だけのご紹介なので、まだまだわからない点はあるかと思いますが、私の約3年間の運用成績をご覧になって、資産がどのように増えるか、株価が下落したときや上昇したときはどのように推移するのか、多少はイメージしていただけたのではないかと思います。
もし、これから教育資金を投資で準備しようと思われているなら、まずはネット証券などでお子さんのジュニアNISA口座を作り、 ジュニアNISA口座で運用されるのが良いと思います。
本日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
次の記事も投資や教育資金の準備について役立つので、参考にしてみてください。
#ジュニアNISA #運用成績 #投資信託 #教育費 #インデックス投資 #長期投資
コメント お気づきの点がありましたら、お気軽にお書きください。
みつぞうさん初めまして
人気ブログランキングから来ました ちな、と申します。
みつぞうさんの記事、とても為になる記事ばかりなので毎回楽しみにしております。
NISAは私も利用していて、沢山の資金を準備できませんが
何とか少し利益が出ている状態です。
これからも、新着記事楽しみにしています。
下記サイト運営してますので、お時間あれば遊びに来てください(*ノωノ)
ちなさん
メッセージありがとうございます。
また、当ブログの記事を読んでいただきありがとうございます。
これからも役に立つ情報を発信していきたいと思います。
何かの参考になれば幸いです。