年利r%の複利で運用してn年後に一定金額に達するために必要な元本を求める係数を「現価係数」といいます。
将来のある時期に一定の金額が必要な場合、想定する年利と運用期間をもとに元本を計算するために使用します。
運用期間と年利から簡単に現価係数が求められる早見表が便利です。
年利r% → n年運用 ↓ | 1% | 2% | 3% | 4% | 5% | 6% | 7% | 8% | 9% | 10% |
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1 年 | 0.9901 | 0.9804 | 0.9709 | 0.9615 | 0.9524 | 0.9434 | 0.9346 | 0.9259 | 0.9174 | 0.9091 |
2 年 | 0.9803 | 0.9612 | 0.9426 | 0.9246 | 0.9070 | 0.8900 | 0.8734 | 0.8573 | 0.8417 | 0.8264 |
3 年 | 0.9706 | 0.9423 | 0.9151 | 0.8890 | 0.8638 | 0.8396 | 0.8163 | 0.7938 | 0.7722 | 0.7513 |
4 年 | 0.9610 | 0.9238 | 0.8885 | 0.8548 | 0.8227 | 0.7921 | 0.7629 | 0.7350 | 0.7084 | 0.6830 |
5 年 | 0.9515 | 0.9057 | 0.8626 | 0.8219 | 0.7835 | 0.7473 | 0.7130 | 0.6806 | 0.6499 | 0.6209 |
6 年 | 0.9420 | 0.8880 | 0.8375 | 0.7903 | 0.7462 | 0.7050 | 0.6663 | 0.6302 | 0.5963 | 0.5645 |
7 年 | 0.9327 | 0.8706 | 0.8131 | 0.7599 | 0.7107 | 0.6651 | 0.6227 | 0.5835 | 0.5470 | 0.5132 |
8 年 | 0.9235 | 0.8535 | 0.7894 | 0.7307 | 0.6768 | 0.6274 | 0.5820 | 0.5403 | 0.5019 | 0.4665 |
9 年 | 0.9143 | 0.8368 | 0.7664 | 0.7026 | 0.6446 | 0.5919 | 0.5439 | 0.5002 | 0.4604 | 0.4241 |
10 年 | 0.9053 | 0.8203 | 0.7441 | 0.6756 | 0.6139 | 0.5584 | 0.5083 | 0.4632 | 0.4224 | 0.3855 |
11 年 | 0.8963 | 0.8043 | 0.7224 | 0.6496 | 0.5847 | 0.5268 | 0.4751 | 0.4289 | 0.3875 | 0.3505 |
12 年 | 0.8874 | 0.7885 | 0.7014 | 0.6246 | 0.5568 | 0.4970 | 0.4440 | 0.3971 | 0.3555 | 0.3186 |
13 年 | 0.8787 | 0.7730 | 0.6810 | 0.6006 | 0.5303 | 0.4688 | 0.4150 | 0.3677 | 0.3262 | 0.2897 |
14 年 | 0.8700 | 0.7579 | 0.6611 | 0.5775 | 0.5051 | 0.4423 | 0.3878 | 0.3405 | 0.2992 | 0.2633 |
15 年 | 0.8613 | 0.7430 | 0.6419 | 0.5553 | 0.4810 | 0.4173 | 0.3624 | 0.3152 | 0.2745 | 0.2394 |
20 年 | 0.8195 | 0.6730 | 0.5537 | 0.4564 | 0.3769 | 0.3118 | 0.2584 | 0.2145 | 0.1784 | 0.1486 |
25 年 | 0.7798 | 0.6095 | 0.4776 | 0.3751 | 0.2953 | 0.2330 | 0.1842 | 0.1460 | 0.1160 | 0.0923 |
30 年 | 0.7419 | 0.5521 | 0.4120 | 0.3083 | 0.2314 | 0.1741 | 0.1314 | 0.0994 | 0.0754 | 0.0573 |
現価係数の早見表
使い方は簡単。将来必要な元利合計金額に現価係数を掛けるだけです。
計算例: 年利5%で複利運用して20年後に1000万円にするのに必要な元本はいくら?
5%で20年間運用時の現価係数: 0.3769
必要な元本 = 1000万円 × 0.3769 = 376.9万円
つまり、上の例では約377万円を年利5%で20年間複利運用すれば、20年後に1000万円になるということです。
グラフに表すと次のようになります。
20年後に1000万円にしたい場合、3%で運用すると554万円の元本が必要ですが、5%だと377万円、7%だと258万円の元本があればよいことがわかります。
現価係数の求め方
必要な現価係数が早見表にないときは、次の計算式で求めることができます。
現価係数の計算式
$$\small{現価係数 = \cfrac{1}{(1+r)^n}}$$
r = 年利(%)
n = 運用年数
電卓で計算するときは、次のように入力すると計算できます。
現価係数は、 将来のある時期に一定の金額が必要な場合、想定する年利と運用期間をもとに元本を計算するために役立ちます。
ライフプランの作成にお役立てください。
ライフプランの立て方を理解するにはファイナンシャル・プランナー(FP)3級または2級を学ぶのがオススメです。
FPと聞くと難しいと思われるかもしれませんが、次に挙げるような人生で必要となるお金の一般常識を学ぶことができます。
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- 資産運用に関する一般常識や金融商品のしくみ
- 所得税のしくみと計算のしかた
- 不動産の基本と取引、法令、税金
- 相続の基本、相続税、贈与税
以下に人気のあるテキストをご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください!
複利計算に便利な6つの係数
- 複利運用の最終金額を求める「終価係数」
- 複利運用+積み立ての最終金額を求める「年金終価係数」
- 複利運用+積み立ての積み立て額を求める「減債基金係数」
- 年金額やローン支払い額(年額)を求める「資本回収係数」
- 複利運用+取り崩しの元本を求める「年金現価係数」