相続って突然発生して、初めての手続きがたくさんあって混乱するわ😓
あせっても仕方がないよ。一つ一つ着実に進めていこう!
こんにちは、投資経験25年のサラリーマン投資家&FP2級技能士、みつぞうです。
亡くなった母が保有していたゆうちょ銀行の貯金について、相続手続きをしました。この記事では筆者が行った手続きのしかたを紹介します。
簡潔に見やすく書いていますので、忙しい方でもお気軽にご覧ください。
※この記事はアフィリエイト広告を利用しています。
結論:ゆうちょ銀行の相続手続きに遺産分割協議書は不要!
筆者は、ゆうちょ銀行のWebサイトの「相続Web案内サービス」に従って相続手続き用の書類を作成し、最寄りの郵便局に相談しました。
作成した手続き書類は「遺産分割協議書がある」条件で作成していましたが、郵便局の職員は遺産分割協議書が無くても手続きできるとアドバイスしてくれました。
再度、相続Web案内サービスにアクセスし、「遺産分割協議書がない」条件で手続き書類を印刷・記入しました。
そして、上記の郵便局に提出したところ、10日程度で遺産が自分の郵便貯金口座に振り込まれました。
以下では、筆者が行った手続きの手順を紹介します。
ゆうちょ銀行の相続手続きの手順
[Step 1]相続Web案内サービスに情報を入力して手続き書類を印刷する
- 「相続Web案内サービス」にアクセスする
- 手続きの流れを確認した後、「利用する」を押す
・相続手続きナビゲーションが表示される。
- 「相続手続き案内を開始する」を選んで、ナビゲーションの質問に答えていく
・このとき遺産分割協議書は「なし」を選ぶ。
- 「相続シミュレーション(家族情報の入力)へ」を押す
- 家族構成を入力して「こちら」を押す
・「こちら」は「実母」の右上にあるリンクです。ちょっとわかりにくいです(-_-;)
- 「地域」、「都道府県」を選択して「同意して情報送信する」を押す
- 手続き内容を確認する
- 画面を下にスクロールして必要書類を確認し、印刷する
[Step 2]手続き書類を準備する
提出が必要な書類は必要書類一覧表で確認できます。
筆者の場合は次の書類を準備しました。
必要書類一覧表
上にあげた必要書類一覧表です。
準備できた必要書類に✔をつけて、すべての必要書類がもれなく準備できたかを確認します。
相続確認表
相続確認表の1ページ目には、被相続人(亡くなった人)の情報、代表相続人の情報を記入します。
代理の人が郵便局の窓口に出向くときは、その人の情報を入力します。さらに委任状の提出が必要になります。
相続確認表の2ページ目の「お客様のお手続き状態」に相続手続きナビゲーションで設定した内容が記載されますので確認します。
それ以降3ページまでは相続人関係図です。
「相続シミュレーション(家族情報の入力)」で入力した内容が正しく記載されていることを確認します。
貯金等相続手続請求書
貯金等相続手続請求書には、被相続人の情報、代表相続人の情報と実印、代表以外の相続人の情報と実印、貯金の明細、入金先の通常貯金の情報を記入します。
自分の戸籍謄本/印鑑登録証明書
自分の戸籍謄本や印鑑登録証明書は、マイナンバーカードがあればコンビニで簡単に取得できます。次の記事で紹介していますのでご覧ください。
[Step 3]手続き書類をゆうちょ銀行の窓口に提出する
前のステップで記入した相続確認表と貯金等相続手続請求書に加えて、次の書類を用意します。
- 通帳、貯金証書、キャッシュカード
- 被相続人(亡くなった人)と相続人の関係が確認できる戸籍謄本、または法定相続情報一覧図の写し
- 印鑑登録証明書(相続人全員)
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、住民票の写しなど)
準備ができた書類から必要書類一覧表の該当項目に✔を付け、すべての書類がそろったら、郵便局の窓口に提出します。
郵便局に書類を提出すると、戸籍謄本と印鑑証明は職員がコピーを取って返却されます。
また、通帳・貯金証書・キャッシュカードも確認が終わったら返却され、受領印が押された必要書類一覧表のコピーが渡されて手続きは終了です。
貯金事務センターから問い合わせが行く可能性があること、処理に1~2週間かかるとのことでしたが、10日ほど後に筆者の貯金口座に振り込まれたことを確認しました。
後日、「相続手続き完了のお知らせ」が届き、同封された「お支払金額の内訳」で振り込み額のほか利息や税金などの明細を確認できました。
おまけ:ゆうちょダイレクトで送金するには
筆者が代表で受け取った貯金は兄弟に振り込むことになっていましたので、ゆうちょダイレクトを使って振り込みました。
ゆうちょダイレクトの1日の振込限度額を変更する
ゆうちょダイレクトの1日の振込額上限は、通常は30万円です。
それを超える金額を振り込むときは、書面での限度額変更手続きが必要です。
最大1,000万円まで限度額を引き上げることができます。
このページから必要事項を入力後、印刷、郵送して手続きします。
筆者の場合、手続き書類を郵送してから10日程度で限度額が変更されました。
ゆうちょダイレクトで送金する
限度額が変更出来たら、ゆうちょダイレクトを利用して30万円を超える金額の送金ができます。
送金先やゆうちょ銀行でもその他の金融機関でも可能です。
送金可能な金融機関はゆうちょ銀行のサイトで確認してください。
振込手数料(5万円以上)は次のとおりです。
振込先 | 振込方法 | 振込手数料 |
---|---|---|
ゆうちょ銀行 | ゆうちょダイレクト | 無料(月5回まで) |
ゆうちょ銀行 | ATM | 100円 |
ゆうちょ銀行 | 窓口 | 146円 |
ゆうちょ銀行以外 | ゆうちょダイレクト | 165円 |
ゆうちょ銀行以外 | ATM | 440円 |
ゆうちょ銀行以外 | 窓口 | 880円 |
まとめ
- 相続Web案内サービスで手続き書類を作成・印刷する
- 手続書類に記入し、戸籍謄本や印鑑登録証明書などを準備する
- 手続書類一式をゆうちょ銀行の窓口に提出する
- 貯金の振り込みを確認する
いかがでしたか?
今回は、ゆうちょ銀行の相続手続きについて、ご紹介しました。
ご参考になりましたら幸いです。
本日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
コメント お気づきの点がありましたら、お気軽にお書きください。
郵便局から兄弟それぞれに振り込むことは出来なかったんでしょうか?
家屋、土地の相続があったのならそちらの話もお聞きしたいです。
コメントありがとうございます。
郵便局に相談したときに、代表者が受け取るならば遺産分割協議書が無くても良いといわれました。兄弟それぞれに振り込む場合の手続きについては郵便局にお問い合わせください。
家屋、土地の相続については、まだ記事にまとめる段階にありませんが、いずれご紹介できたらと思います。